FXとは
初心者の方はFXと言われてもピンとこないと思いますが、FXというのは外国為替証拠金取引のことで、「Foreign Exchange」の略です。
つまり、各国の通貨を取引するシステムのことです。これは基礎的なことなので覚えておきましょう。
取引される通貨
「日本のお金しか使ったことがない」という方には馴染みがないかもしれませんが、各国によって使われているお金は違います。例えば日本だと「円」、アメリカだと「ドル」、ヨーロッパであれば「ユーロ」というように各国で使われているお金を通貨と呼びます。
国が違えば通貨も違い、通貨によって価値も違うため、ある通貨とある通貨の価値の違いをレートで表したものが通貨ペアと呼ばれ、そのレートは常に変動しているわけです。
例えば、日本の”円”とアメリカの”ドル”を通貨ペアの表記で表したものが下記です。
USD/JPY(USD=アメリカドル、JPY=日本円という見方)
レートの変動
FXに興味がない人や初心者の人は聞き流しているかもしれませんが、テレビ等のニュースでアナウンサーが
「今日の為替の値動きですが、1ドル=105円35銭となってます」
みたいなことを言ってるのを聞いたことがありませんか?
僕もFXを始めるまでは、完全に聞き流していました。
意味としては、1ドルを円に交換する場合は105円35銭になるということです。アメリカに旅行に行く際等に円からドルに交換する場合もこのレートが適用されています。
これがドルと円のレートであり、レートは土日を除いて毎日24時間変動しています。
FXで利益を得るシステム
FXで利益を得るためには前述のレートの変動を利用します。
例として、ドルと円の通貨ペアの取引した場合について考えます。
現在のレートが 1ドル=100円 だった場合にドルを1万通貨買ったとすると
100円×1万通貨=100万円で買うことになります。
数日後のレートが 1ドル=110円 になっていました。
ここで買っておいた1万ドルを売って円を買うとどうなるでしょう?
110円×1万通貨=110万円となり、10万円の利益が得られます。
逆にレートが下がり、1ドル=90円になった場合
90円×1万通貨=90万円となり、10万円の損失になります。
これが利益を得たり、もしくは損失を出してしまう流れです。
詳しくはこちらの記事で
FXのメリット
少額から始められる
初心者がFXを始めるにはどれくらいの資金が必要なのか?
ある程度の資金がないとできないんじゃないか?
しきいが高いと思ってる方も多いと思いますが、実は少額からでも始められます。
FXは証拠金で取引できるシステムになっており、資金の数~最大25倍の取引が可能です。
この倍率をレバレッジと呼んでおり、レバレッジを使うことで少額からでも始められるのです。
レバレッジ1倍 ⇒ 10万円 × 1倍 = 10万円分まで取引可能
レバレッジ25倍 ⇒ 10万円 × 25倍 = 250万円分の取引可能
レバレッジを使うことで大きな額を取引できるため、利益も大きくなりますが損失も同様に大きくなる諸刃の剣です。
初心者は慣れるまでレバレッジを低く抑えることをお勧めします。
24時間取引できる
外国為替の取引市場は全世界のため土日を除いて毎日24時間開いてます。
これは株取引とは大きく違いますね。
24時間取引可能なので、 朝から夜遅くまで働いているサラリーマンの方でも、仕事が終わった後に取引に参加できますし、いろんなライフスタイルの方にも参加しやすいというのは大きなメリットです。
スワップポイントが得られる
スワップポイントというのは、利子と思ってもらえればわかりやすいかと思います。
通貨によって金利が違っており、金利の高い通貨を買うことで毎日利子を受け取ることができます。
例えば、日本の通貨である「円」の金利は1年で-0.1%と驚きの低さですが、南アフリカの通貨である「ランド」は金利が高く、1年で6.25%です。
円とランドの通貨ペアでランドを買ったとすると、円とランドの金利差である6.35%の金利を受け取れるのです。
例えば、円とランドの通貨ペアで10万通貨のランドを買って1年間持ち続けたとします。
100,000ランド × 金利6.35% = 106,350ランド
レートが 1ランド=8円 だった場合
106,350ランド × 8円 = 850,800円
1年で5,0800円の利子を受け取れるということになります。
これは魅力的ですね。
実際には一日単位で受け取れるためその日のレートと金利によって変動がありますが、一日に約139円(5,0800円/365日)を毎日利子として受け取れる計算になります。
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FXのデメリット
損失
常にレートは変動しています。
レートが上がると予想して買ったとしても、予想に反してレートが下がった場合には損失となります。
資金に余裕があれば、決済せずにそのまま持ち続けることで損失としては確定しませんので、レートがまた上がった時に決済することで損失は出ないことになります。
ただし、資金に余裕がある場合はそれでよくても余裕がない場合は強制的に決済されてしまいます。
これは強制ロスカット言われ、口座にある資金よりも損失が大きくなることを防ぐために証券会社によって定められたラインで確実に決済されるシステムです。
強制ロスカットになってしまうと資金の大半を失うことになるので、損失が大きくなる前に負けを認め、早い段階で損失を確定することをお勧めします。
まとめ
FXは少額からでも始められ、24時間取引可能なため、サラリーマンの方やいろんなライフスタイルの方にも始めやすいのではないでしょうか。
リスクを知ったうえで上手に取引できるようになれば資産を増やすことも可能ですし、トレーダーとして大成功を収めることも夢ではないかもしれません。
まずは少額から始めてみてはいかがでしょうか?