【FX】ローソク足の見方~見るべきポイント

2020年4月21日

【FX】ローソク足の見方~見るべきポイント


FXで勝ち続けるにはチャートの分析が重要です。

そしてチャートを分析するにあたってローソク足は基本となる情報になります。

たったひとつのローソク足にもいろんな情報が詰まっていますので、まずは基本となるローソク足を理解してからFXにのぞみましょう。


この記事では下記のポイントについて解説します。

ポイント

・ローソク足の見方
・ローソク足で何がわかるか
・ローソク足で見るべきポイント

ローソク足の見方

ローソク足というのは表示しているチャートの単位時間の値動きを表す表示形式です。

単位時間というのは、チャートを日足で表示しているなら1日分、1時間足で表示しているなら1時間というように、1つのローソク足で表わされる時間のことです。

ローソク足の見方


ローソク足にはいろいろな形がありますが、まずは基本となる2つの形(陽線、陰線)について理解しておきましょう。

・陽線 ・・・ 始まりの価格より終わりの価格が高い場合
・陰線 ・・・ 始まりの価格より終わりの価格が安い場合

実際のローソク足で「陽線」「陰線」は下図のようになります。

ローソク足の「陽線」「陰線」

ここで出てくる言葉の意味から解説します。

・始値 ・・・ ローソク足の始まりの価格
・終値 ・・・ ローソク足の終わりの価格
・高値 ・・・ 値動きの中で一番高い価格をつけた点
・安値 ・・・ 値動きの中で一番安い価格をつけた点

ローソク足は、単位時間の始まりの価格である「始値」を基準にして値動きを続けつつ、途中で「高値」「安値」をつけながら単位時間の終わりの価格である「終値」で終了します。

「始値」と「終値」のどちらが高いかによって「陽線」か「陰線」が決まるわけですね。

ローソク足では1本で表されますが、実際には単位時間の中でいろんな値動きがあるということは意識しておいてください。


注意

ここではローソク足の色について陽線を「黒」、陰線を「白」で表していますが、実際には使っているチャートソフトや色設定によって変わります。


ローソク足で何がわかるか

ローソク足にはいろいろな情報がつまっています。

「陽線」か「陰線」によって相場が上昇傾向なのか下降傾向なのかを判断したり、ローソク足の長さによって相場の勢いを判断したりできるんです。

また「始値・終値」から「高値・安値」の間にできる線だけの部分である「ひげ」と呼ばれる個所も大事なのでしっかりと理解しましょう。


ローソク足の例

ここでは代表的なローソク足の例について解説します。

※説明ではすべて「陽線」を使用していますが、「陰線」の場合は逆の動きだと考えてください。


①「始値」と「終値」の値幅が小さい

「始値」と「終値」の値幅が小さい

「始値」と「終値」の値幅が小さいパターンは、単位時間の始めから終わりの間に上昇したり下落したりを繰り返している状態です。

この場合は、明確なトレンドがなくレンジ内を行ったり来たりしていて、いわゆる「もみ合い状態」になります。

方向感がなく上昇か下降かどちらに動くかわかりにくいと言えますね。


②「始値」と「終値」の値幅が大きい

「始値」と「終値」の値幅が大きい

「始値」と「終値」の値幅が大きいパターンは、単位時間の始めから終わりの間に大きく上昇している状態です。

上昇トレンドのときに表れやすいローソク足ですね。

ローソク足の長さによってトレンドの勢いがわかります。


③「始値」と「安値」が同じ、「終値」と「高値」が同じ

「始値」と「安値」が同じ、「終値」と「高値」が同じ

「始値」と「安値」が同じ、「終値」と「高値」が同じというパターンは、単位時間の始めから終わりまで上がり続けている状態です。

②のローソク足よりもさらに上昇トレンドが強いということが言えますね。


④「下ひげ」が長い

「下ひげ」が長い

「下ひげ」というのは「安値」から「終値」「始値」の価格差が大きい場合に、ローソク足の下の線がひげのように見える状態のことです。

この状態が何を表すかというと、いったん下落してから再上昇しているということ。

つまり、トレンドが反転する場合に多くみられるローソク足なんですね。


ローソク足で見るべきポイント

ローソク足は単体で見ることもできますが、連続した複数のローソク足を見ることでよりチャートの傾向をつかみやすくなります。

実際のチャートを見ながらポイントを解説します。


連続したローソク足を見る

ローソク足で見るべきポイント

ローソク足は1本だけみてもチャートの傾向をつかむのは難しいと思います。

連続したローソク足を見ることで、トレンドの傾向や反転するポイント等を見極めやすくなります。


チャートの①で示されたチャートの部分ですが、長めの「陽線」が連続しています。

このような場合は「上昇トレンド」であることがわかりますね。

途中でもみ合っているローソク足もありますが、これは連続して上昇したときに調整が入ったと見れます。


チャートの②で示されるチャートは、上昇していたチャートから徐々に値幅が小さくなり、もみ合いが続いている状態です。

この後にチャートの③で示される部分で大きな「上ひげ」が出ています。

このように「もみ合い状態」と「上ひげ」が連続して出るような場合は、トレンドが上昇から下降に反転するパターンが多いです。


一部のわかりやすいチャートを例に挙げましたが、ローソク足は連続して見ることでさらに相場の状態を把握しやすくなります。


違う時間足で見てみる

1つのローソク足でも、その単位時間内には相場が動いている状態です。

短い時間足で見てみると、どういう動きをしているかというのがわかります。

下の図は「日足」で「下ひげ」が出たチャートを「1時間足」で表示したものです。

違う時間足で見てみる

このチャートを見ると、最初に大きく下落した後に徐々に上昇していることがわかります。

トレンドが反転する兆候が見て取れますね。

このように単位時間を変えて見ることでわかってくる情報もあるということを覚えておきましょう。


まとめ

今回はローソク足の見方から見るべきポイントについて紹介しました。

ローソク足はチャートを見るうえで基本となる情報なので、しっかり理解しておきましょう。

連続した複数のローソク足を見たり、違う時間足で見たりすることで分かってくることもあります。

ここではローソク足だけを紹介しましたが、インジケーター等を組み合わせることでよりチャートの状態を把握しやすくなります。

初心者の方もベテランの方ももう一度ローソク足について理解を深めてみてはいかがでしょうか。

それでは、よいFXライフを。


移動平均線の使い方はこちらの記事です。

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