FXのトレード手法でスキャルピングという手法があるのは知ってますか?
この記事では、スキャルピングに関するメリットやデメリットの説明から、実際に10万円を5年で880万円にするシミュレーションについても紹介します。
スキャルピングとは
FXのトレード手法にはいろいろありますが、下記の様な手法をスキャルピングと呼びます。
・数秒~1時間以内の短い時間で取引を完結させる
・1pips未満~数pipsの小さい幅を取りにいく
トレード中は常にチャートを見ながら、一瞬の動きに反応する集中力が求められます。
スキャルピングのメリット
スキャルピングが他のトレード手法より個人的に優れていると思う点について解説します。
・超短期の売買のためリスクが限定される
・ポジションを翌日に持ち越さない
・大きくレバレッジをかけられる
超短期売買のためリスクが限定される
スキャルピングは他のトレード手法に比べて超短期のトレードです。
数pipsの利益を取りに行くスタイルなので、チャートが逆に動いた場合はすぐにロスカットします。そのため、大きな含み損を抱えることがありません。
すぐに損切りするスタイルなので損失が限定されます。
大きくレバレッジをかけられる
超短期の売買なので損失が限定されるという話をしましたが、それにより大きくレバレッジをかけることもできます。
すぐに損切りするので、ずるずる含み損を抱えてついにはロスカットということがありません。大きなレバレッジをかけても損失は限定されますね。
ポジションを翌日に持ち越さない
ポジションを翌日に持ち越さないため、夜はポジションのことを気にせずぐっすり眠れますし、長期トレードではポジションのことが気になって仕方がないという人は精神的にもいいですよ。
ただし、損切りできない人はスキャルピングを絶対やらないほうがいいです。
スキャルピングのデメリット
スキャルピングにメリットもありますが、デメリットもあるのでしっかり把握しておきましょう。
・スプレッドの影響が大きい
・約定力の影響を受けやすい
・ポジポジ病になりやすい
スプレッドの影響が大きい
スキャルピングでは数pipsの動きで決済するので、スプレッドの幅が大きく影響します。
スプレッド幅が0.5pipsの場合と1pipsの場合では、ポジションを持った時点ですでに0.5pipsの差があります。
スイングトレードのような長期的なトレードの場合にはそれほど気にならない点ですが、数pipsの勝負をするスキャルピングでは、スタート時点で0.5pipsの差があると勝ち負けに大きく影響しますよね。
FX業者によってスプレッド幅に違いがあるので、スキャルピングする場合はFX業者の選択も大きいですね。慎重に選びましょう。
約定力の影響を受けやすい
約定力というのは、チャートに表示されている価格で約定できる力のことです。
実際にポジションを決済しようとしたときにスリッページが発生して、表示価格から0~数pips離れた価格で決済される場合がありますよね。
スリッページが発生すると、数pipsを取りに行くスキャルピングには影響が大きくなります。
FX業者を選ぶ場合は約定力も考えて選びましょう。
ポジポジ病になりやすい
これは気持ちの問題ですが、チャンスと思われるタイミング以外でもポジションを持ってしまいたくなるんです。
どんなトレード手法にも言えることですが、ポジションを持つ場合はしっかりとした根拠を持って売買しましょう。
スキャルピングのシミュレーション
スキャルピングの破壊力を知ってもらうために、ルールを決めてシミュレーションをしてみました。
今回決めたルールは下記です。
・初期費用10万円
・USD/JPYで売買
・利確は6pips
・損切りは4pips
・勝率は5割
・資金が増えればその分ロット数を増やす
・1日2回の売買とし、1か月40回の売買で計算
この条件でシミュレーションした結果が下記のグラフです。
5年で2400回の売買を繰り返し、資産を 8,828,000円 まで増やすことができました。
10万円から初めて5年で880万円です。スゴイですよね!
ちなみにですが、このまま売買を繰り返したとすると、7年目の途中で億超えます。
今回は1日2回の売買でシミュレーションしましたが、売買回数を増やせばもっと早く億超えることも可能です。
ただし、これはルールをしっかり守ったうえで勝率5割をキープし続けることが必要ですけどね。
でもちょっと夢が広がりませんか?
まとめ
FXにはいろんなトレード手法があり、スキャルピングはその中の一つです。
どのトレード手法にも当てはまることですが、大事なのは決めたルールをしっかり守ってトレードすることです。
興味を持った人は、スキャルピングを試してみて、自分に合えば続ければいいし、合わないと思えば他のトレード衆生を試すのもありだと思います。
それでは、よいFXライフを。