MT4で自動売買を24時間稼働させる方法

2020年3月25日


MT4で自動売買する場合、24時間常にMT4を起動しておき必要があります。

そのためにはMT4がインストールされたパソコンを24時間稼働させておく必要がありますが、その環境を自宅で用意するか、VPSと呼ばれるサービスを利用することもできます。

この記事では、自宅で環境を作るための注意事項や、VPSをり利用することのメリット・デメリット等について詳しく解説します。


MT4を24時間稼働させる必要性

MT4で自動売買を行うにはEA(エキスパートアドバイザ)を稼働させておく必要があります。

為替レートは土日や一部の休日を除いて常に変動していますが、EAによって売買のタイミングはそれぞれです。

自動売買の設定をしたEAの売買タイミングになったときにMT4が起動していなかったら、売買の発注ができずにチャンスを逃してしまうことになりますね。

そのため自動売買を行うには、為替レートが動いているときには常にMT4を稼働させておく必要があるわけです。


MT4を24時間稼働させる方法

MT4で自動売買EAを24時間稼働させる条件として下記の環境が必要になります。

・MT4がインストールされたパソコンの電源を常時ON
・インターネットに常時接続
・MT4ソフトを常時起動

これらの条件を満たすためには2つの方法があります。

・自宅でMT4専用のパソコンを常時稼働させる
・VPSと呼ばれるサービスを利用する

以下の記事で2つの方法について詳しく説明します。


自宅でMT4専用のパソコンを常時稼働させる

最初に思いつく方法として、自宅でMT4専用のパソコンを常時稼働させるという方法があります。

この方法でMT4を24時間稼働させる場合には気を付けなければならない点があります。

①停電等による電源断
②インターネットから切断
③Windowsアップデート等による再起動
④設定によるログアウト(スリープ、スクリーンセーバー等)

これらの原因でMT4が予期せず落ちてしまった場合、当然稼働させていた自動売買も止まってしまいます。

新規の発注ができないだけならまだマシですが、ポジションを持った状態で自動売買が止まってしまうと決済注文までできなくなってしまいます。

新規注文時に決済注文まで入れる場合は大丈夫ですが、決済注文を入れていない場合にとんでもない含み損をかかえてしまう恐れがありますね。

そのためMT4が予期せずに落ちてしまったり、インターネットが切断されてしまったりというような状況は絶対に避けなければなりません。

家のパソコンをMT4専用で常時稼働させる場合の対策として、下記の様な対策は最低限おこなっておきましょう。


①停電等による電源断

対策としては、デスクトップパソコンの場合はUPS(無低電源装置)を使用が必須です。

UPSはコンセント等からの電源が切断されても、一定時間は接続している機器に内臓のバッテリーから電源を供給する機能があります。

オススメなのはノートパソコンを使用することです。

ノートパソコンにはバッテリーが内蔵されているので、コンセントからの電源が切れても一定時間は内臓バッテリーでノートパソコンを稼働させることができますね。


②インターネットの切断

パソコンの電源が入っていても、MT4が起動している状態でも、インターネットにつながっていなければ為替レートの情報を得ることも売買注文を発注することも出来ません。

インターネットから切断されると何もできなくなってしまうわけです。

これといった対策がありませんが、安定した通信状態を維持するためには、電波状況が安定しない無線接続よりも有線接続の方をおすすめします。


③Windowsアップデートによる再起動

Windowsの設定によっては、自動でアップデートを行い自動で再起動する場合があります。

自動でアップデートを行わないように設定を変更しておきましょう。

アップデートは、相場が動かない土日等に手動で行うとよいです。


④設定によるログアウト(スリープ、スクリーンセーバー等)

設定によって、一定時間操作しなかった場合にスリープモードになったり、スクリーンセーバーが起動したりします。

ログオフ状態になってしまうとMT4が稼働しなくなるので、自動でログオフしないように設定を変更しておきましょう。


VPSサービスを利用する

自宅でMT4専用のパソコンを準備する以外に、VPSと呼ばれるサービスを利用する方法もあります。

VPSというのは仮想専用サーバー(Virtual Private Server)のことで、一台の物理的なサーバーコンピュータ上で仮想的なサーバーコンピューターを複数起動する技術によって作られた、仮想的なサーバーコンピュータです。

その仮想サーバーを個人ユーザーが借りることで、契約した仮想サーバーコンピュータを自由に使うことができ、外部のパソコンやスマホからインターネットを通じて操作できるんです。

このVPSサービスを利用することで、MT4を24時間稼働させることができますね。


私が利用しているVPSサービスは下記です。契約するならキャンペーン中の今がおすすめです。
 お名前.com デスクトップクラウド for MT4


VPSサービスのメリット

安定稼働できる

VPSはサービス会社がすべて管理しているので、電源やインターネット接続等の面では安定的に稼働できます。

私がVPSを利用し始めてから2年近くになりますが、電源やインターネット接続が切れたりといったトラブルは一度も経験ありません。

もしそういったトラブルが起こったとしても、サービス会社が対応するのですぐに復旧できるでしょう。

自宅のパソコンで運用するよりは間違いなく安定稼働できます。


外出先からもアクセスできる

VPSは外部のパソコンやスマホからもアクセスできるので、外出先からでもサーバーにアクセスできます。

自宅にいなくても、稼働状況を確認したり、相場の急変に備えて一時的に自動売買を停止したり、ポジションを決済したりすることもも可能です。


VPSサービスのデメリット

VPSを利用するためには、契約したサービス内容に対して料金の支払いが発生します。

私が利用しているVPSはメモリ1GBのプランで月額2500円程度です。

自宅でノートパソコンを24時間稼働した場合の電気代は月額数百円程度なので、VPSの方が料金は高くなりますが、安定した稼働環境が手に入ると思えば高くないと思います。

これくらいなら安定稼働する環境を利用してMT4の自動売買で稼げば良いことですね(笑


おすすめのVPSについてはこちらを参考にしてみてください。

https://atsulog.com/desktop-cloud-for-mt4/


まとめ

MT4で自動売買でチャンスを逃さないためには24時間安定稼働させることが必須です。

その安定稼働する環境を自宅のパソコンで構築することもできますが、VPSを利用することをおすすめします。

月額の利用料金は必要ですが、それほど高額ではありませんし、自動売買の利益でペイできると思います。

MT4の自動売買を24時間稼働させることを検討しているなら、VPSを利用して安定した自動売買環境を構築しましょう。

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